
本当にやりたい仕事が見つかれば、やりがいやモチベーションも上がり、理想的です。
誰にでも、自分の性格に合った仕事があるはずです。
今回は、自分のやりたい仕事を見つけるために試してみたい方法をご紹介します。
自己分析を詳しく行うと、やりたい仕事や興味のある仕事が見つかりやすくなります。
持っている資格や経験した仕事は履歴書に記載するので、それ以外の詳細な自己紹介をしっかり確認しましょう。
嬉しかった経験
楽しかった経験
長年続けている趣味や習慣
特に苦労せず達成できること
自分の性格や長所・短所
褒められたことのある性格や行動
自分について思いつく特徴や性格を、紙などにリストアップして整理してみましょう。
プライベートで楽しんでいること、褒められたことは、仕事にも応用できます。
褒められた経験は、大げさなものでなくていいのです。
たとえそれが「聞き上手」「教え上手」といった些細なことであっても、他人から見て素晴らしいと思える特徴であれば、仕事でも強みになるはずです。
「仕事で何がしたいのかわからない」「やりたい仕事がない」という人は、「やりたくない仕事」を考えてみましょう。
消去法で自分の条件からやりたくないことを消していけば、やりたい仕事が見つかりやすくなります。
苦手なこと
できれば避けたいこと
過去に苦労したこと
我慢できないこと
今の仕事で不満に思っていることをリストアップしてみましょう。
嫌なことの反対方向で仕事を探すと、やりたいことが見えてくるはずです。
肉体労働が苦手なら長時間座っている仕事、一人で黙々と作業するのが苦手なら人との関わりが多い仕事、などなど。
自分にとって苦痛のない仕事を探すとよいでしょう。
やりたいこと、やりたくないことを考えるのではなく、身につけたいスキルから仕事を探すのもおすすめです。
就職したからといって、その会社で一生働けるとは限りません。
経営環境の変化や待遇の変化などで、離職する可能性は常にあります。
仕事や会社ではなく、自分が一生使いたいスキルを重視して仕事を選ぶようにしましょう。
例えば、コミュニケーション能力を磨ける仕事、資格取得を推奨している会社などです。
もちろん仕事があることは大切ですが、自分がどんな人間になりたいか、働きながらどう成長していきたいかを考えて、新しい仕事を探す方法もあります。
事前に自己分析をしておけば、自分が何を克服したいのか、どんな強みをさらに伸ばしたいのかを踏まえて、自分のスキルを磨くための仕事選びが捗るはずです。
身につけたいスキルがあれば、転職エージェントにその旨を伝え、希望する求人を紹介してもらうのも良いでしょう。
世の中には非常に多くの仕事があり、それを分類すると様々な職種や業種があります。
実際に働いたことのある業界・職種以外については、あまり知らないという人がほとんどではないでしょうか。
様々な職種や業種があることを知っていれば、意外と簡単に自分に合った仕事を見つけることができるはずです。
知らない職種や業界を見っぱなしにして、後で「この仕事がしたかったのに」と後悔する前に、一度チェックしてみてください。
実際、厚生労働省では17,000種類以上の職種を掲載しています。
単に「サービス業」といっても、業種によって求められるものは異なります。
逆に同じ業種でも、職種によって千差万別です。
馴染みのない業界や職種だからといって、「自分にはできない」と判断するのは早計です。
自己分析や就職活動に疲れたら、いろいろな業界や職種を研究してみてください。
膨大な数の業界・職種を調べれば、「こんな仕事もあるんだ、やってみたい!」と思うかもしれません。
希望の仕事が見つからない、働きたいけど希望の仕事がない、そんなときは、仕事を探すときに設定する条件をいくつかなくしてみましょう。
これだけで、選択肢は大きく広がります。
どうしても譲れない条件だけを厳選し、逆に妥協できる条件は外すようにしましょう。
給与
時間外労働
休日
勤務地
社風
理想とする条件は人それぞれですが、すべてを満たす仕事を見つけるのは難しいので、ある程度の妥協が必要です。
今の仕事に不満があれば、転職先でも必ず不満が出るので、妥協は禁物です。
ただし、現職の条件を我慢できるのであれば、転職先を探す際に妥協して外すようにしましょう。
20代のうちはまだ転職先候補が多く見つかりますが、年齢が上がるにつれて求人数が徐々に減っていくのも事実です。
また、高卒、新卒、大卒など、求職者の経歴によっても求人数が変わることがあります。
30代、40代の方の中には、「やりたい仕事がない」という状況に焦りを感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、「本当にやりたい仕事」が見つからないことに、年齢や経歴は関係ありません。
30代、40代の求職者は増え続けており、何歳になってもやりたい仕事に出会えるチャンスはあります。
ただし、30代を過ぎると求人数は確実に減っていくので、できるだけ早く希望の仕事に就くのが得策です。
転職するしないに関わらず、「仕事で何がしたいのかわからない」という悩みを抱えた時点で、自己分析や適性診断などを通じて、将来の仕事探しについて考え始めるとよいでしょう。
「やりたい仕事がない」と感じるときは、自己分析や現在の仕事など、どこかがうまくいっていないことがほとんどです。
退職や転職をする前に、転職エージェントなど第三者の力を借りてみてください。
転職エージェントとは、様々な企業が運営している転職をサポートするサービスです。
転職のプロに相談することで、自分では気づかなかった自分の強みや適職のヒントを得ることができるかもしれません。
やりたいことが見つからないという方は、エージェントサービスを利用して、転職に関する知識が豊富なキャリアアドバイザーに相談することもおすすめします。
企業にもよりますが、転職エージェントは求人傾向やサポートサービスなど、それぞれ得意・不得意があります。
自分の年齢や希望職種に合ったエージェントサービスを中心に、複数のサービスを併用してみてください。
「やりたい仕事がない」「やりたいことが見つからない」という悩みは、誰にでもあるものです。
むしろ、やりたい仕事が明確に見つかっている人の方が少ないのではないでしょうか。
やりたくない仕事を続けても、昇進や成長の機会を逃すリスクは高まるばかりです。
やりたくない仕事の原因をはっきりさせ、本当にやりたい仕事を探していきましょう。
年齢や経歴を理由に躊躇する必要はありません。
自分だけでなく様々な人からのアドバイスを受けて、今後の方向性を決めていきましょう。